去年の12月、仕事で必要になってTEPRA PROを買った。しばらく楽しく文字入りテープを作っていたが、そのうち文字が横に伸びるようになってきた。マニュアルに従って工場出荷時の状態に戻してもダメ。テープを換えてもダメ。なんとか騙しながら、その時の用件は済ませて、症状が出たテープを添付して修理に出した。が、帰ってきた修理報告書は、「症状不再現」。 |
症状が出ない不具合は修理出来ない、というのはワカリマス。でも、うちで使ってると、また同じ症状が出ちゃうんだよねぇ。どうなってんだ。 |
で、蓋を開けてみました。中にモーターがあって、その軸に簡単なロータリーエンコーダが付いている。蓋を開けたままテープを印字してみると、う〜ん、やっぱり文字が横に伸びる。ふと思って、印字するときに指でモーターの回転を落としてみた。するとあら不思議、ちゃんと印字出来るではないか。強く押さえすぎてモーターを止めてしまうと、ウォッチドッグタイマが働くのか、リセットしてしまう。しかし、適度に回転を落とすと、うまく印字できる。 というわけで、ロータリーエンコーダのパルスが速すぎて、どこかで取りこぼしてるんじゃないかという感じがします。対策ですが、モーターに直列に5.1Ωを入れて、回転を落としてやると改善しました。 |
一般論として、ロータリーエンコーダをマイコンから読もうとすると、手で操作するツマミ程度でも速度が問題になることがあります。SONYのMDカーステレオもロータリーエンコーダ式のボリウムですが、くるっと素早く回すと、まったく応答しませんね。 (この資料は私が事実と信じる内容を述べたものでそれ以上の責任は負いません) |