000309 Windows入門(メール)



 キーボードの操作をまだ説明していませんが、あなたが飽きはじめているのではないかと心配になってきたので、内容はともかく、誰かにメールを出して、返事を受信する、ということを、がむしゃらに試みようと思います。このページを試すとき、あなたは何か不明の点が出てきてひっかかってしまうかもしれません。その時は、誰か詳しい人に電話で相談するなり、来てもらうなり、する必要がありそうです。

 メールの送受信には「Outlook Express」(アウトルックエクスプレス)を使います。

【Outlook Expressの起動】
 クイック起動バーのアイコンを一つずつマウスでポイント(クリックではない!)してみてください。「Internet Explprer ブラウザの起動」とか、「Outlook Expressの起動」とか、「デスクトップの表示」などと、そのアイコンの機能が説明されます。「Outlook Expressの起動」と表示される封筒のようなアイコンをクリックしてください。「受信トレイ-Outlook Express」が起動します。

【メールの受信】
 Outlook Expressのツールバーの「送受信」ボタンを押してください。システムトレイを注視してください。インターネットに接続すると、2台のコンピュータがケーブルで繋がっているアイコン(仮に「接続アイコン」と呼びます)が現れます。このアイコンが表示されている間、電話代がかかります。届いているメールを読みに行って、受信したメールの「送信者」、「件名」、「受信日時」を表示します。メールの送受信が終わったら、自動的に電話が切れ、接続アイコンも消えます。この操作は、自分の私書箱を見に行く行為になぞらえることができます。

【受信したメールを読む】
 受信したメールを選択すると、メールの内容を読むことができます。また、ツールバーの「印刷」ボタンを押すと、選択したメールを印刷することができます。受信メールを読むときは、左の「フォルダ」という窓の中で「受信トレイ」が選択されていることを確認してください。受信トレイは、受信したメールが自動的に保管される場所です。

【OutlookExpressの終了】
 閉じるボタンを押して、Outlook Expressを閉じます。

 メールの受信はうまくいきましたか? 次はいよいよ送信です。

 Outlook Expressを起動して、ツールバーの「新しいメール」ボタンを押してください。「メッセージの作成」が開きます。

 「宛先」の空欄で、縦棒が点滅していますが、これをカーソルといいます。キーボードから文字を入力すると、カーソルの位置に文字が入力されます。もし、カーソルが他の場所で点滅している時は、「宛先」の空欄をクリックすれば、その位置にカーソルを移動することができます。

 では、試しに私(西田利)にメールしてみましょう。「宛先」の欄に、

   toshi_nishida@muh.biglobe.ne.jp

と入力してください。このアドレスは、「トシ アンダーライン ニシダ アットマーク エムユーエッチ ドット ビッグローブ ドット エヌイー ドット ジェーピー」と読みます。

 キーボードの操作で気をつけるところを書いておきます。間違えても後で確認して修正できるので、思い切ってやってみてください。

・打ち間違えたときは、「Back Space」キーを押すとカーソルの左の文字が、「Delete」キーを押すとカーソルの右の文字が、1文字削除されます。

・部分的な修正など、カーソルの位置を変えたいときは、「←」キーや「→」キーで1文字分ずつ移動したり、マウスでクリックして目的の場所に移動することができます。

・「TOSHI」などと大文字で入力される時は、「Shift」キーを押したままで「Caps Lock」キーを押してください。この操作を一回おこなう毎に、大文字と小文字が入れ替わります。キーボードの「A」ランプが点灯している間は、大文字になります。

・「_」(アンダーライン)は、「Shift」キーを押したまま「ろ」キーを押します。

・「.」(ドット)は、「る」キーを押します。

 「宛先」が正しく入力できたら、次は「件名」です。今はまだ、日本語を入力する方法を説明していませんから、ローマ字で件名を書いてみましょう。まず、「件名」の空欄をクリックして、カーソルを移動させます。ここからローマ字で、

    hajimemashite

 などと入力してみましょう。大文字を使いたい場合は「Shift」キーを押しながらアルファベットを打つと、大文字と小文字が入れ替わります。

 最後に、メール本文を入力してください。件名の下の大きな空欄にカーソルを移動して、本文を入力します。内容はなんでもよろしいです。実験ですからローマ字でいいでしょう。本文の中で改行する個所では「Enter」キーを押してください。

 宛先、件名、本文は、どういう順番に入力してもかまいませんし、入力した後で変更してもかまいません。「送信者」にはあなた自身のメールアドレスがあらかじめ入力されています。「CC:」は特殊な機能ですから空欄のままでよろしいです。

 以上で、送信するメールが完成しました。

 作成したメールを送信せずに破棄するには、送信ボタンを押さずに閉じるポタンを押します。「Outlook Express」ダイアログが「このメッセージへの変更を保存しますか?」と聞いてきますので「いいえ」ボタンを押してください。

 作成したメールを送信するには、ツールバーの「送信」ボタンを押してください。「メールの送信」というダイアログが出て「電子メール メッセージを送信すると、[送受信]コマンドを実行するまで、[送信トレイ]に置かれます。」と知らせてくれます。「OK」ボタンを押してください。

 この段階では、送信メールはまだあなたのコンピュータの中に(具体的には送信トレイに)とどまっています。このあと、メールの受信の時と同じように、Outlook Expressで「送受信」ボタンを押せば、実際にメールが発信されます。複数のメールを送信するときは、送信トレイの中にすべての送信メールを溜めた後で「送受信」ボタンを押せば、一回の接続で送信を完了することが出来ます。

 さて、うまく送れたでしょうか? メールは、送信してから1分〜数分後、条件が特に悪いときは半日後ぐらいに、送り先で受信できます。1〜2日、返事を待ちましょう。



2000年3月9日作成 home pageへ