2009年1月25日:106キーボードドライバの入手方法を状況にあわせて修正 日本語キーボードのパソコンに中国語Windows XPをセットアップすると、キーボードの記号の位置が違うので正しい記号が打てなくなります。たとえば、日本語キーボードで「@」を打とうとすると中文Windowsでは「[」が出てしまい、また「(」を打とうとすると「*」が出てしまいます。 問題は、記号の位置が変わることではなく、どのキーを押したときに何の記号が出るか、どこにも書いていないことです。今は下の2枚の写真があるから位置関係が理解できているのだということをお忘れなく。 |
中国本土で使用される中文windows(簡体字)は基本的にはピンインで入力しますので英語キーボードを使用し、当然ですが日本語キーボードのドライバを標準では持っていません。またノートパソコンの場合は英語キーボードに変更するのも簡単ではありません。そこで、日本語キーボードを使って中文Windows上で正しく記号を打てる方法を説明します。以下の説明は中文windows XP(簡体字)上で操作するものです。 1.テーブルの変更 このファイル(jpkey.zip)を右クリックして「目标另存为」(対象をファイルに保存)で「桌面」(デスクトップ)に保存してください。 デスクトップに保存されたjpkey.zipをダブルクリックで開くと、中から、jpkey.batが出てきます。 jpkey.batをダブルクリックし実行してください。 正常に終了すると「成功!!」と表示されます。「成功!!」と表示されたかどうか、確認してください。 技術的解説:このバッチファイルの機能は、まず、C:\windows\system32\フォルダの中にある英語キーボード用のキー配列ファイルKBDUS.DLLの内容を、KBDUS.DLL_ORGという名前で保存します。次に、日本語キーボード用のキー配列ファイルKBDJPN.DLLの内容をKBDUS.DLLに上書きコピーします。 このbatファイルの内容です。
利用する人は必ずしもこれを理解する必要はありません。 2.キーボードのドライバの確認 「控制面板」の「键盘」を開きます。「控制面板」が「选择一个类别」の青い画面になっている場合は、左の「切换到经典视图」をクリックして、表示される「键盘」を開きます。 「键盘 属性」ダイアログで、「硬件」タブを開き名称を確認します。「Japanese PS/2 Keyboard (106/109) 键盘」になっていたら、以下の作業は必要はありません。「取消」ボタンでプロパティを閉じ、Windowsを再起動すると、記号が正しく入力できるようになります。 3.キーボードのドライバの変更 上記「キーボードのドライバの確認」で日本語キーボード(106key)以外のドライバになっていた場合は、日本語キーボードに変更する必要があります。 「控制面板」の「键盘」を開きます。 「键盘 属性」ダイアログで、「硬件」タブを開き「属性」ボタンを押します。 現在使用しているキーボードドライバのプロパティで、「驱动程序」タブを開き、「更新驱动程序」ボタンを押します。 「硬件更新向導」ダイアログで、「否,暫時不」を選び、「下一步」ボタンを押します。 「从列表或指定位置安装(高級)」で「下一步」ボタンを押します。 「請选择你的搜索和安装选项」ダイアログで、「不要搜索。我要自己选项要安装的驱动程序」を選び「下一步」ボタンを押します。 「选择要为此硬件安装的设备驱动程」ダイアログで、「顕示兼容硬件」のチェックをはずします。 「標準键盘」の中の「Japanese PS/2 Keyboard (106/109)」を選択して「下一步」ボタンを押します。 (このドライバが無い場合は中止して下の「おまけ情報」を試してください。) 「不推荐安装・・・要继续这个驱动程序?」ダイアログが出たら、「是」ボタンを押します。 「所選設備的駆動程序・・・確実要安装該設備吗?」ダイアログが出たら、「是」ボタンを押します。 「完成硬件更新向導」ダイアログで、「完成」ボタンを押します。 Windowsを再起動します。 以上で、記号が正しく打てるようになります。 おまけ情報 上記「キーボードのドライバの変更」で「Japanese PS/2 Keyboard (106/109)」のドライバが選択できなかった場合は、日本語キーボードのドライバをインストールする必要があります。これは他のパソコンの日本語Windowsから頂いてしまうのが簡単です。日本語Windows XPが動いているパソコンが必要です。 マイコンピュータのメニューバーの「ツール」→「フォルダ オプション」で「表示」タブを開き、「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選びます。 以下のファイルをC:\Windowsフォルダの中から検索して、USBメモリー等に「106KEY」フォルダーを作ってコピーします。 (1)keyboard.inf ファイルを探して、106KEY フォルダーにコピー。 (2)keyboard.PNF ファイルを探して、106KEY フォルダーにコピー。 (3)i8042prt.sys ファイルを探して、106KEY\i386 フォルダーにコピー。 (4)kbdclass.sys ファイルを探して、106KEY\i386 フォルダーにコピー。 (3)kbd106.dll ファイルを探して、106KEY\i386 フォルダーにコピー。 (3)kbdjpn.dll ファイルを探して、106KEY\i386 フォルダーにコピー。 以上で106キーボードドライバが出来ました。 上記、『「选择要为此硬件安装的设备驱动程」ダイアログで、「顕示兼容硬件」のチェックをはずします。』の部分以降でこのドライバをあてます。 Windowsを再起動します。 以上で、記号が正しく打てるようになります。 うまくできないときは、メールで詳しい状況を報告してください。メールは中文でもよろしいです。 中国語WindowsXP(WindowsXP中文版(簡体字))上で日本語キーボード(106key)を使っているため記号が正しく打てない人のための情報です。 ![]() |