96年の12月頃買ったNECのPC9821Na12ですが、ときどきバックライトが点かないことがある。以前はごく希に起きて、蓋のスイッチや明るさ調節レバーをがちゃがちゃやると治っていたのですが、最近は我慢できないぐらい頻繁になってきた。で、自分で修理できるかどうか、試してみました。バックライトを点灯させるための高い電圧を作っているのはインバータという回路です。まずはLCDの蓋を開けて、インバータを見てみます。 |
上の位置の内部にツメがあって、蓋の方を内側に押し込むことで、ツメがはずれます。私は小さいマイナスドライバでガリガリやったので、ケースが傷だらけになりました。蓋を開けるとLCD右側にインバータがあります。 で、インバータの動きを見てみたのですが、小さいチップトランジスタ2個でセンタタップ付きトランスを駆動している。不具合が出るときは、一瞬低い周波数で発振しそうになって、そのままへたばってしまう。劣化する可能性があるのはトランジスタですが、これは仕様が解らないし、部品の手持ちもない。 |
以後、安定に動作していますが、気持ちが悪いので、そのうちトランジスタを交換するつもりです。 インバータは600V以上の電圧を発生するので感電に注意。 2005年9月7日追記:6年間放置した記事ですが、実はこの不具合の原因はインバータの故障ではなく、インバータからバックライトへのリード線の被服が割れて漏電していたらしいです。ジージーと音がする原因はそれだったと、確か20世紀のうちに気づいたと思います。何年も黙っててごめんね。 (この資料は私が事実と信じる内容を述べたものでそれ以上の責任は負いません) |