000215 ひかる先生 5


 建国記念日の連休で、またネタを仕入れた。

 母親が妹を病院に連れて行くとかで、ひかる先生に昼飯代を渡し、ひかる、弟、妹の分の弁当を買ってきて、弟と食べておくように、という命令が下った。ひかる先生は弟を連れて弁当を買いに行きました。母親と妹が病院から帰ってみると、弟は300円ぐらいの唐揚げ弁当を、ひかる先生は2個目のビーフステーキ弁当を食べているところだったんだな。妹の分はどうした、と聞くと、「何が食べたいか聞いてから、もう一度買いに行こうと思っていた。なつは、何が食べたい?」

 あいつは自分のことしか考えない、というのが母親の評価らしい。しかしどうだろうか? 弁当を3個買ってきた段階では、ひかる先生は命令を守っている。1個目の弁当を食べ終わってまだ空腹だったら、もう1個食う以外にしょうがないじゃないか。私は、こういう種類の頼もしさが、ひかる先生のいいところだと思っている。

 姪っ子、なつはについて一言。この人は釣り糸が絡まったとき、自分でほどこうとするんだ。これにはまったく感心してしまった。5才にしてこういう実務派は珍しいように思う。あの兄弟は、あまりわがままに育ってはいないようだ。不思議だ。

2000年2月15日作成 home pageへ