010924 タイワンザル


 和歌山県で1950年代に動物園から逃げたタイワンザルと野生のニホンザルが混血してしまって、このままではニホンザル全体に混血が広がるというわけで捕獲して薬殺するんだそうだ。それほどニホンザルが高貴な御血筋かというと、ニホンザルもやっぱり害獣として一部では駆除されているんだな。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/taiwan_macaque

 動物園から逃げた猿と混血するのは人為だからだめだという理屈なんだろうけど、日本に自力で泳いで来たタイワンザルなら自然現象であって混血を認める、とでも言うのかね。第一に、ニホンザルが混血ザルの駆除を望んでいるかどうかわからないし(わたしはまじめに言っている)、第二に、日本に住むサル全体が、混血か純血かを問わず、生物学者の研究対象であるという以前に日本の住人であると言うことを忘れているよ。

 一部の生物学者が混血に驚くのは当然としても、それを行政が取り上げて、では混血ザルを皆殺しにしましょうなどというのは、おかしいんじゃないの? 私が言ってるのは、サルが気の毒と言うんではないんだ。混血しようがしまいが、かまわんじゃないかと言うんだ。20世紀末から21世紀初頭にかけてニホンザルは動物園から逃げたタイワンザルと混血した。それでいいじゃないか。200頭ものサルを、産業や住民に害があるというわけでもなくただニホンザルの血統を守るために税金を使って殺すなんて、意味があるのかね? 日本人はどうなんだ。日本人の混血は?

2001年9月24日作成 home pageへ