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以下は以前Yahoo!Japanのコンピュータ関係の掲示板にあった「教えないで」というふざけたトピックに書いたものです。そのトピックはすぐに消えてしまったのですが、我ながらうっとりするほどよく書けていると思うので、ここに保存しておきます。インターネット掲示板についての私の考えが正直に書けていると思います。 今日の教えないこと 投稿者: toshitsugu_nishida (42歳/男性/鹿児島市) 2002年4月25日 午前 3時07分 メッセージ: 8 / 8 今日は「話せば分かる」ってことを教えない。こんな途方も無いことを誰が言いだしたのか知らないけれど、世の中には変わった人もいたもんだ。こんな話を信じてる人はパレスチナでも永田町でもYahoo!掲示板でも、好きな場所に行って試して見ればいいと思うが、まー言った人もたぶん冗談で言ったんだろうと思うよ。あまり若い人の夢を壊すのも気が引けるんだが、他人ってのは分からんもんだ。 でも幸い、ここで出会った我々は、同じ電車に乗り合わせた人たちと同じことで、何かについて話し合って合意する必要が無い。私はメッセージを虚空に放り上げる。あなたはそれを見てもいいし、見なくてもいい。誰でも見たいものを見ればいいし、見たくないものを見なければいい。また、見たいものを見れないこともあるし、見たくないものを見てしまうこともある。この現実に不満があるなら、赤の他人に文句を言わないで、自分のママに言うんだね。それかYahoo!事務局だな。我々相互には何の関係も無いが、我々ひとりひとりとYahoo!事務局の間には、確かに関係がある。 以下に書くことは、これこそ私が教えないほうがいいこと、あなたが読まないほうがいいこと、最も無意味なことだ。つまり、私がネットワーカーとして長年自分に対して約束している4ヶ条というものを書いてみましょう。繰り返して言いますが、私はあなたにこれを読むように薦めたおぼえはまったく無い。 第一に、私が掲示板に書くときは、それを読む全員が私の家に来て目の前に座っているつもりで書くということだ。私はいつでも、相手の手が届く位置に自分がいるつもりで書く。 第二に、ラジオでしゃべっているつもりで書くということだ。これは上と似ていると思うかもしれないが、違うんだな。私の家に来ている人というのは、つまり私の政党員、同じ宗派、同志とも言えるわけだから、たとえば嫌いな野球チームを罵ってもいいし、自分の故郷や祖国を褒め上げて盛り上がっていいわけだ。悪いことじゃないだろ？ でも、ラジオはそうじゃない。パレスチナ人もイスラエル人も聞くだろうし、鈴木宗男も田中真紀子も聞くかもしれん。ある理屈が、ある立場の人間には好都合だけど、別の立場の人間にはばかげて聞こえるということがあるだろう？ 私がラジオでしゃべってるつもりで書くという理由は、人を傷つけないためじゃないんだな。自分が馬鹿っぽく見えないためなんだ。まぁ、これがうまくいってるかどうか正直言って怪しいもんだけど、その努力はしてるってわけだ。私は掲示板に書くときは、自分がラジオでしゃべっているつもりで書く。 第３は、人が書いたものは何であれ、目に入る限りよく読んでそれについて考えるということだ。仕事でいろんな人を見てきた。賢い人も馬鹿な人もたくさん見てきた中で、私は簡単に馬鹿になれる方法を発見したんだが、それは威張ること。人間、生まれつきがどうあれ、威張り始めると見る見る馬鹿になるものなんだ。理由はたぶん、批判勢力というものを持たないからだな。馬鹿にならないためには、気に入らない話を聞く必要があるんだ。 第４は、絶対に人の言うことに従わないということだ。アタリマエだ。匿名の他人の指示に従う馬鹿はいない。誰かが私に何かをさせたい時は、私に給料を払う必要がある。 以上が本日教えなかったことです。読んだ人、ご愁傷様。 これは toshitsugu_nishida さんの 4 に対する返信です |