070913 月餅


 十五夜は中国では中秋節と言って、家族や親戚が集まって月餅を食べます。お世話になった人に月餅を送る、ということになっていて、恋人にも送ります。月餅には大きさや中身にいろんなバリエーションがあります。2007年は9月25日が旧暦8月15日。この日に備えて月餅を注文します。

新宿中村屋の月餅
 日本の月餅で和菓子のカテゴリーに入っています。黒あんと木の実の二種類があり「日本人の好みにアレンジした」と言っていますが、かなりいい線行っていると思います。鹿児島では三越の地下にバラで売っていますが、私がいま居る福島県白河市近郊では手に入りません。このリンク先の「桃山」「碌山」という菓子は月餅ではありません。一種類だけ食べるときは絶対に木の実のほうにしたいものです。

新宿中村屋の東京月餅
 上記の標準月餅を小さくした物だそうです。しかし、黒あん6個と木の実4個を複数の人が公平に食べる公約数を求めると、一人か二人で食べるより方法がありません。なぜ5個ずつにして必要ならば値上げしないのか、私には理解できません。木の実だろうが黒あんだろうが何だっていいじゃないか、という人には、通信販売であまり高額でない月餅が手に入るというメリットがあります。

 他に、創業者が新宿中村屋で修行したというヤマザキも月餅を作っていますが、黒あんに胡桃が入ったもの一種類だけです。木の実がないというのは月餅を名乗る意味が分かりません。日本中どこでも売っていて70円(福島県のスーパー)と安いのが取り柄です。中秋節にうまい月餅なんか食べなくても元々幸せだ、という人なら、こんなもので済ませてしまってもいいかもしれません。

横浜中華街聘珍樓
 これはいろんな種類があるという点で本格的です。黒、黒ごま、胡桃、五仁という四種類ありますが、この五仁が木の実の月餅で、この写真を見ると期待できそうです。私は今年、これを注文しました。


追記:上を書いたのは13日の早朝4時頃。現在同じ13日の夜です。もう発送したと聘珍樓からメールが来ました。まだまだ間に合うよ!

月餅

 15日追記:月餅が到着。直径約6.5cm。大きな月餅はケーキのように切って食べるのが普通だから、これも4種類の月餅を4等分に切って4人で食べれば、この一箱を12人で味わえる勘定。あと1週間食べずに我慢だ。

2007年9月13日作成 home pageへ