990925 日の丸


日の丸とは何か?
 国境や外国では、日の丸ってのは日本のマークですね。船舶や飛行機でもそうでしょう。私はオリンピックの入場行進なんかで、日の丸を見るとジンと来る。日本という漢字が読めなくても、Japanの綴りを知らなくても、赤い丸見りゃすぐわかる。

 一方で、日本の内側で、日本人ばかりの場所でうち振られる日の丸を見ると、私には、働かずに金儲け、というマークのように思える。この感じ、説明しなくても、わかるでしょう?

 私は言いたい。日の丸は、日本のマークである。ただそれだけだ。自民党議員やコスプレ右翼から日の丸を取り戻そう。国産戦車、国産折り畳み傘、国産ロケット、国産鉛筆、国産パチンコ台、国産トイレットペーパー、何にでも日の丸を付けようじゃないか。日本共産党が毎朝、国旗を掲揚してもいいのだ。なぜわるい。日の丸は日本のマークであり、日本人ひとりひとりのマークなのだ。日の丸を使用する権利は、その人や物が日本製かどうかという点にだけ(※1)、かかっている。使用しない権利もある。当たり前のことだ。日の丸は、特別立派な日本人や日本製品に添付する認定証ではない。ただ単に、日本という、それだけの意味だ。

 日の丸反対って人が現実に居るので、私は問いたいのだが、では日本にはマークは不要なのか? 赤い丸が嫌いなのかな?

 日の丸アレルギーというのは、わかります。でもそれってホントは、歴史上の日本の姿へのアレルギーなんじゃないのかな? 知性ってものがあるなら、鉄砲は敵に向かって撃たなきゃダメですよ。敵は、日の丸なのか、それとも、過去にそれを振り回してた連中なのか。そこの所を見分けられないなら、次回は、日の丸なしに前回と同じ事をしでかすに決まってますぜ。(こんどは日の丸のせいには出来ないね)

 聖徳太子の「日の出ずる国の云々」という国書があって、日の本という意味の国号があって、お日様のマークの旗がある。こんなマークを、よくも1つの国が独占できたもんだと思う。ラッキーですよ。

※1 厳密にはそうでない事を私も気づいている。外国製であっても日本に所属するようになった人や物のことを私は忘れているわけではない。

1999年9月25日作成 home pageへ